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サン・クロレラ クラシック 2011

平塚哲二は一歩後退

この日は出だしから、雲行きが怪しかった。スタートの1番で、さっそくチャンスを外した。2番でボギーが先行すると、あとは一進一退が続いた。

「今日はパットが入らなかった。良いところにつかなかった」。初日は65。2日目には66で来ながらムービングデーの3日目は、イーブンパーと伸び悩んだ。

まして、折り返して10番は、チャンスホールのパー5でボギーを打ったのが痛い。
「少し厚めに入りすぎた」という3打目が、グリーンに届かなかった。「完全に、頭はバーディやったのに」と、自ら歯止めをかけてしまった。

それでも前日までに積み上げた4つの「貯金」に救われた。持病の左手甲の痛みも少し和らぎ、扁桃腺の腫れも回復には向かっている。
通算13アンダーは、池田に1打ビハインドの2位で最終日を迎える。

さらに2打差の3位にはタイ出身のキラデク・アフィバーンラト、22歳。今季はアジアンツアーで1勝を挙げている。やはり、アジアと日本を股にかける平塚には、今の彼の好調ぶりが手に取れる。

「勇太も若いし、勢いあるし、グッと行かれると20(アンダー)くらいは行くかもしれない」。

39歳も、負けられない。「若い2人についていく」。最終日こそ、満身創痍の体にムチを打つ。

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