２年ぶりに、ジャパンゴルフツアーのシード権を取り戻した今季は“第二の故郷”で迎えた初戦だ。ワンアジアとジャパンゴルフツアーの共同主管によるこの大会は、今やオフはほとんど入り浸るほどに大好きなタイでの開催。

日本ツアーはシーズン中も器用にタイ語を操り、あえてタイ選手と行動を共にするほど。
塚田のタイびいきは、ジャパンゴルフツアーではもはやお馴染みで、今週も日本人選手はみな、塚田の顔を見るなり、両手を合わせて「コップンカ〜ップ（タイ語でこんにちわ）」。

「今日の４アンダーも、やっぱりお前はタイ人だからと言われちゃう？」と本人もまんざらでもない顔で、「１日５つか６つを目標にやろうと思っているので、今日のスコアもまずまずですね」と、当地で真っ黒に日焼けした頬もほころんだ。

滞在中は、台所も洗濯機もついている「サービスアパート」を借りて、まさに我がふるさとのように過ごす。
日本ツアーは、４月の東建ホームメイトカップまで開幕もお預けで、「毎年、４ヶ月近くも空いてしまうから。暖かいタイで、試合が出来ればいいのに」と、常々思っていたから、思い入れのある地での新規ツアーの発足は、塚田にとってはなおさら感慨深い。

地元のおすすめ料理を聞いても、通な返事が返ってくる。
「プーパッポンがおいしいですよ！　プーはタイ語でカニのこと。つまりカニのカレー炒めですね。カレーとはいえ優しい味の甘口で、ご飯にかけて食べると美味いんです」と、現地ガイドさながらの解説にそそられてしまった、という方。タイにご旅行の際は、ぜひお試しあれ･･･！！

• 塚田 好宣