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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2010

3日目は中止

「〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック」の3日目は、朝から激しい雨と濃霧に見舞われ、11時15分に競技の中止が決定した。大会は54ホールに短縮。最終ラウンドは27日(日)の8時より、アウト/インよりスタートする。

予選ラウンドをトップで通過した“ルーキー”薗田峻輔には恵みの雨となった。決勝ラウンドは1日18ホールで決着をつけることになり、おのずと最終組のプレッシャーも“短縮”された。
3日目の中止決定後に行われた記者会見で、初優勝の可能性が「30%くらい上がった」と、ニコニコと笑った。
「もともと、何%だったかは分からないけれど。30%くらい上がったのは確か」と、ますます笑みを深くした。

昨年12月にツアーの出場優先順位を決めるファイナルQTで、ランク22位につけたあとにプロ転向。明治大学在学中の大学生プロは本格参戦わずか5試合目にして、思いがけず経験できることになった最終日最終組に、感謝した。

「こんなに早く、こういうところでプレー出来ること自体が僕には凄く有り難い」。

プロ1年目にしてツアー初優勝、また全英オープンの日本予選ランクをかねた今大会で、上位4人に入れば、世界最古のメジャー切符も手に入る。
得るものの大きさに当然、最終日にはこれまでに味わったことのないような重圧に襲われるはずだが、それは重々承知だ。

それでもなお、この状況を「楽しみたい」と、力をこめた。
「勝つも負けるも、楽しくやって、明日を終えたい。初日、2日目ととても良いプレーが出来たので、そのイメージを大切にプレーしたいです」。
石川遼の2つ上。杉並学院高OBの“遼クンの先輩”が、人生初の晴れ舞台に立つ。

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