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2012年も“MIP賞”は石川遼!!
何をしても絵になる21歳だ。
今年は11月の三井住友VISA太平洋マスターズで丸2年ぶりのツアー最年少の10勝目を飾った。
かねてより、「一番好きなコース」と公言していた富士の裾野に広がる18ホールズ。御殿場コースでの復活Vに、人目もはばからずに号泣した。
勝てなかった2年で積もりに積もった思いを爆発させた。
勝てなかった2年間も、いつも変わらずに支え続けてくれた家族や仲間のことを思って、涙が止まらなかった。「自分のことはどうでもいい」と、勝てた喜びよりもむしろ大切な人をやっと笑顔に出来た安堵に、ようやくひとつ、大きな肩の荷を下ろした21歳の男泣きが、またもやファンの心をわしづかみにしてしまった。
MIP賞は、これで6年連続6度目の受賞となる。
今月3日に行われた「ジャパンゴルフツアー表彰式」では最年少10勝の特別賞も受賞した。
15歳で、史上最年少のツアー優勝を飾って以来、大勢のファンの視線の先には常に、石川がいる。
いよいよ来季は、軸足をますます世界に向けて戦うにあたって、「今年もアメリカと日本行ったり来たり。そういった夏場までの経験というものを、今年はようやく秋の数週間で、成果を出せたがそれも少し、エンジンがかかるのが遅かったという反省もある」と、来シーズンはさっそく年明けからアクセル全開で挑む。
石川こだわりの“恩返し”もまだ終わっていない。
今年、歓喜の10勝目も、本人には物足りない。
「今年の1勝だけでは復活とはまだ言えない」と、2013年こそ完全復活の舞台は日本か、アメリカか。
いずれにせよ、来年もまたどんな感動シーンをファンの心に刻みつけるか。
※最年少のツアー通算10勝目を達成した石川には、永久シード選手で、今年の欧州対アジアの対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」ではキャプテンとして、アジアを3年ぶり2度目の勝利に導いた尾崎直道が、今月3日に行われた「ジャパンゴルフツアー表彰式」で、プレゼンターとして登壇。記念のトロフィを手渡した。
※また副賞として、「ジャパンゴルフツアー表彰式」の会場ともなった都内のパレスホテル東京は、株式会社パレスホテルの代表取締役社長、小林節さまより「スイートルーム宿泊券」が贈られました。