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PGA・JGTOチャレンジカップ II in 房総 2012

苦しみを乗り越え、小平智が2年ぶりの優勝を果たす

『PGA・JGTOチャレンジカップⅡ in 房総』最終日、首位でスタートした小平智が、一時は首位に並ばれるもトータル13アンダーでフィニッシュ。最終ホールのバーディで優勝を勝ち取った。
2010年の『鳩山カントリークラブ・GMAチャレンジトーナメント』でアマチュア優勝を飾って以来、自身2度目のチャレンジトーナメント優勝を成し遂げた。ツアープレーヤー転向後の優勝は初。

初日最高のスタートを切った小平も、最終組のプレッシャーなのか序盤はパットが入らない我慢のゴルフの連続だった。バックナインへ向け、ラウンドの途中にもかかわらずパッティングのアドレスを変更するという大勝負に出た小平。
これが功を奏して、後半のバックナインではパットが入り始め、スコアを伸ばすことに成功。
迎えた最終ホール、大雨の中2.5メートルのバーディパットを残した小平。
「雨が弱まるまで少し待とうとも考えたけど、待っていると緊張するし雑念も入ってくるので、すぐに打ったのが良かったです。あそこで決めることが出来て、自分の成長を実感出来ましたね。」
ウィニングパットを見事沈め、優勝を果たした。

アマチュアとして、チャレンジトーナメントに優勝するという華々しい実績を持って、ツアープレーヤーに転向した小平だったが、なかなか成績が出ず苦悩が続いていた。
「同世代の薗田や藤本とかが優勝しているので、焦りもありましたけど負けたくありません。今回の優勝をきっかけに、レギュラーツアーでも優勝争いをしたいです。」

今回の優勝で、レギュラーツアーの『キヤノンオープン』と2013年の『日本プロゴルフ選手権大会日清カップヌードル杯』の出場権を獲得した小平。
「日本プロは去年も今年も予選会に落ちて出たことがない試合。出たい試合の一つだったので楽しみです。キヤノンにも出られることになったので、ここで賞金を稼いで賞金シードをとりたい。」
迎えるレギュラーツアーに照準を定めている。

「最終日最終組のこのプレッシャーの中で優勝出来て自信になりました。」
来シーズンのレギュラーツアーのシード獲得の為、新たなスタートをきった小平。
今後の小平の活躍に注目だ。

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