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ANAオープンゴルフトーナメント 2011

池田勇太は2位タイにも「非常に気にくわない」

4アンダーのスタートも、憮然とした顔で上がってきた。インスタートのこの日は後半の7番まで5アンダーで回っても、「上がりが悪けりゃ意味がない」と、言い放つ。

2番では15メートルのバーディパットも、7番は13メートルも、最後の残り2ホールですべてが無に。

8番は、8メートルのバーディトライを3パット。ボギーを打ったばかりか次の9番パー5は、541ヤードのチャンスホールでパーに終わった。
第2打を左奧のラフに打ち込んで、アプローチは大きくピンをオーバー。バーディ計算のホールでみすみす逃せば、テンションも激下がりだ。

「スコア自体は悪くない。でも上がりが悪いのが、自分としては気に入らない」。
昨年は、悲願の輪厚を制したディフェンディングチャンピオン。
大会は、最多の7勝を誇るジャンボ尾崎が95年に達成して以来の連覇を狙うというならば、なおさら怒り心頭だ。

「上がりが悪いっていうことが、どれだけ腹立つかってことですよ」と、自分に吐き捨てた若大将。
「練習して調整して、明日は良いゴルフをする。2011年のチャンピオンを目指して戦う」と、気持ち新たに大好きな輪厚に向かう。

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