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「悔しい」結果に終わった富村真治、時松隆光

富村真治
ファーストQTから勝ち上がってきた4人、富村真治、時松隆光、伊藤誠道、香妻陣一朗には厳しい結果が待っていた。4人の中で一番よかったのが富村で通算9アンダーの53位、
時松8アンダー62位、伊藤4アンダー86位、香妻1アンダー100位という成績に終わった。

正直、この成績では来年のツアー前半の出場優先権(第1回リランキングまで)を得るのは難しく、主戦場はチャレンジトーナメントとなる。それぞれが高いポテンシャルを持ち、アマチュア時代からも成績を残してきていただけに、期待も大きかった。

この結果に富村、時松の2人とも「悔しい」と言葉少なに語った。東北福祉大4年の富村は「自分の足りない部分を勉強させてもらった。一からのスタート、挑戦者としての気持ちを忘れず、やっていきたい」といい、時松は「今日は68を出せばいいかなと思っていたが…。それでもここまで成長してこれた。(同い年の)川村(昌弘)君や浅地(洋佑)君たちにはまだまだだけれども」とライバルたちに想いをはせた。

2人とも奇しくも、今後の課題として「ショートゲーム、アプローチ」を挙げた。2人にはまったく別々に話を聞いたのだが、いかにアプローチ、パターが大事かという表れであろう。富村は「この状態で自分が見えて、この経験を次につなげられたといえるように努力したい」と最後は力強く締めくくってくれた。

昨年ファイナルQTで予選落ちした選手が今年は上位に来ているケースもある。この結果にめげることなく、むしろ悔しさをばねに来年更なる飛躍を期待したい。
  • 時松隆光

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