記事

ドラゴンカップ 2013

首位と思いきや…2位に終わった岸本翔太

岸本翔太
首位と1打差の2位でスタートした岸本翔太は、前半を3アンダー33で折り返し、この時点では通算10アンダーで首位に立っていた。さらに10,11番と連続バーディを奪い、通算12アンダーで混戦を抜け出した。

だが、ここから二転三転する。12,13番を連続ボギーで10アンダーに後退。そこから14番バーディ、15番ボギー、16番バーディと、結果的には後半9ホールでパーがひとつと派手なゴルフを展開した。

さらに衝撃が岸本を襲う。彼が18番のティインググラウンドに来たとき、スコアは11アンダー。15番ホールにあるリーダーズボードを確認したときは、11アンダーが首位だったので、いい位置にいると思っていた。だが、18番ティから見えた15番ホールのリーダーボードに目を疑うようなスコアがあった。なんとインスタートだった鈴木亨がすでに14アンダーでホールアウトしていた。この時点で3打差。18番はパー5だが、並ぶにはアルバトロスが必要だった。さすがにアルバトロスは「無理」と虚脱感が襲った。思わぬ終戦だった。

結局、最終ホールでバーディを奪い、通算12アンダーで2位に入ったが、優勝を狙っていただけに脱力感はいがめない。鈴木の見事なプレーに屈した感じだ。その悔しさは「まぁ、次に頑張りますよ」という一言にこめられていた。

関連記事