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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2008
チャワリット・プラポールがホールインワン
特に、ピンの根本が見えないショットは「70〜80%位の力で打つのがコツ」と秘策を明かした。
「絶対に100%の力で突っ込まないとか…。決してこういうコースは好きじゃないけど、慣れてはいるかな」との言葉を裏付けたのが、豪快な打ち下ろしの17番パー3。
「フォローの風は、8番アイアンで右から1ピン狙い」。
イメージ通りのティショットは、手前から3バウンド目にカップに消えた。
アジアンツアーや、母国のツアーで5回の経験があるが、日本ツアーでのホールインワンはこれが初。
賞対象ホールではなかったが、主催各社より30万円のご褒美を受け取って「有り難く貯金します」とご満悦だ。
上位4人に全英オープンの出場権が与えられる。
さぞ、気合いが入っているだろうと思いきや、そこだけ急に日本語で語り始めた。
「アメ。カゼ。サムイ。イギリス、キライ…」。
カーヌスティで行われた99年は、予選会から挑戦。本戦に進めなかったばかりか、リンクスコースの過酷なイメージだけが脳裏に焼き付いてしまった。
だから、初メジャーへの思いは薄いそうだが2004年のANAオープン以来のツアー通算2勝目への意欲は満々だ。
2週前の三菱ダイヤモンドカップで同じタイのプラヤド・マークセンが日本ツアー初優勝をあげて、がぜんやる気になっている。
「相当、刺激になってます!」。
同郷の大先輩に続いて、2試合連続でタイ勢が日本ツアーを席巻するか。