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キヤノンオープン 2011

チャワリット・プラポールは「勝てればラッキー」

出だしの1番から「アイアンショットがことごとくピンについた」と、いずれも1メートルのチャンスを沈めて3連続バーディで飛び出すと、後半も絶好調だ。

ピンチは、ティショットを左に曲げたという15番くらい。11番パー3では、わずかにグリーンに届かなかった13ヤードの2打目をパターで転がし上げて、チャンスを奪うしたたかさ。

17番では7メートルをねじこむと、久しぶりに好発進した石川遼を抜いて、単独首位に「ラッキーですね」と、タイ出身の37歳もまた、久しぶりに白い歯をのぞかせた。

2004年のANAオープンで日本で初優勝を挙げてから、5年間守ったシード権。失ったのは2009年。
「ショットも曲がる、パットも入らない」。すっかり自信を失ったが、ファイナルQTランク25位の資格で復活を目論む今季は、「近ごろすごく調子がいいので。今週と来週でなんとかめどをつけたい」と、2006年以来の首位発進に、胸に期するものがある。

「トップ5が目標だけど、勝てればラッキー」。
7年ぶりのツアー通算2勝目での復活Vをもくろむ。

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