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諸藤将次が通算11アンダーで単独首位

諸藤将次が8バーディ、ノーボギーの完璧に近い内容のゴルフで首位に立った。「ピンチは2回ありましたが、パーパットを決めて」ノーボギーの8アンダー64をマークした。この日はショットの調子がよく、ピンに絡んだチャンスは逃さなかった。

諸藤といえばジュニアのころから注目を浴び、高校生のときにはツアーにも出場し、そのドライバーの飛距離の魅力から将来の大器とうわさされていた。しかし、20歳でプロ転向したものの、ツアーでしばらく結果を出すことができず、いつしかツアーでの出場機会も減っていってしまった。

25歳になった今年、トレーニング中心のスケジュールを組み、「8月くらいからいいゴルフができるようになった」と明るい兆しが見え始めていた。ファイナルクォリファイングトーナメントに照準を合わせ、順調にここまできた。

通算11アンダーで単独首位に立ったが、「あと4日間、ありますよ」と笑う。これまで順風満帆と行かなかった諸藤のキャリアだが、だからこそ、その経験から活きることもあるはず。まだ、これからだ。夢はあきらめない。

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