ファイナルＱＴランク４位の資格で今季、本格参戦の21歳が、２打差の２位タイに浮上した。前日２日目は、同じ韓国の朴宰範（パクジェーブン）や、現在賞金ランク１位の金庚泰（キムキョンテ）らが上位にひしめき、「自分だけ、取り残されないように、多少は気合いを入れました」と、控えめな笑みを浮かべた。

プレースタイルや性格は、どちらかというと、金に似ている。２番は６番アイアンで３メートルに２オンしたイーグルトライを決めてイーグルを奪うなど、派手なプレーとは裏腹に終始、淡々としたプレーで時折、ハニカミながら、遠慮がちに声援に応えるといった感じだ。

ジュニア時代はナショナルチームで活躍し、あの石川遼とも何度か直接対決したといい、「あのときは遼クンに勝った記憶があります」と言いながら、やっぱり控えめに微笑んだ。

今季は韓国ツアーで初Ｖをあげて、すでに初シードに当確ランプを灯した日本ツアーでのＷ優勝を狙う。
「このコースで勝てる選手は、ミスをしない人だと思います。明日は、とにかく自分のプレーに集中して結果的に優勝争い出来たらいい」と、静かに語った。

• 金 庚泰
• 石川 遼