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東建ホームメイトカップ 2012
今年はQT組の活躍にもいっそう注目・・・!!
昨年12月に、三重県のCOCOPA RESORT CLUB白山ヴィレッジゴルフコースで行われたクォリファイングトーナメント、通称QT。翌年のツアー出場優先順位を決めるその“ファイナルステージ”では、多彩な顔ぶれが上位を占めた。
1,2フィニッシュした韓国勢に次いで、日本勢最高のQTランク3位につけた中西直人は関西アマ優勝などトップアマとして活躍。ツアーでもたびたびベストアマを獲得してきた逸材が、デビューから2年目にして本格参戦を果たす。
さらに同4位には、やはり関西アマ界の雄が続く。藤本佳則はすでに名門・東北福祉大の時からアマチュアとは思えない貫禄と、堂々たるプレーぶりが有名だった。「試合に出たら、プロもアマもない。上を目指すだけです」と言い切る鼻っ柱の強さは先輩の池田勇太と相通じるものがあり、骨太の個性派が満を持して、いよいよプロの舞台に名乗りを上げる。身長165センチの豪打も見物だ。
そして、これまたQTをきっかけにプロ転向を発表したフレッシュな2人のルーキー。
ともに18歳の浅地洋佑と川村昌弘はこの春、高校を卒業したばかりの“同期のサクラ”が、揃って大海原にこぎ出した。浅地は2010年のダイヤモンドカップで9位タイの成績を残すなど、杉並学院高時代から優勝争いに絡み、“遼クン”の後継者として話題をまいてきただけに、石川に続く史上3人目となる10代のチャンピオン誕生も夢ではない。
そんな日本勢を今年も脅かしそうなのが、昨年は初優勝4人を含む6人(8回)のツアー優勝者と賞金王を輩出した韓国勢。
さっそくその兆候がみえたのが先週だ。チャレンジトーナメントの開幕戦「Novil Cup」を制したヤン・ジホは、これが日本初上陸にして、初優勝だった。
QTランクは15位からの大金星には、自ずと、QTランクの1位と2位を独占した李京勲(イキョンフン)と朴銀信(パクウンシン)の強さも、伺い知れるというもの。
逸材揃いのQT組も待ちわびる――。2012年のジャパンゴルフツアーは4月12日に開幕です!!