チャレンジトーナメント第11戦「ドラゴンカップ」（賞金総額1000万円・優勝賞金180万円）は、12日(木)144名の選手が出場して千葉県の千葉夷隅ゴルフクラブ（7,035ヤード、パー72）で第1ラウンドが行われた。

甲斐慎太郎が1イーグル、6バーディ、ノーボギーの8アンダー64をマークし、単独首位に立った。「ピンチらしいピンチもなく楽だった。パー5でうまくスコアを伸ばせた」というとおり、4つのパー5で5アンダーと稼いだ。先週のフジサンケイクラシックでは初日66をマークして、好スタートを切るなど好調を維持している。ただし、2日目以降スコアを伸ばせていない。フジサンケイクラシックでは66のあと、71-75-73と続き、通算1オーバーの37位タイに終わった。秋田でのチャレンジトーナメントでも初日66をマークして首位スタートだったが、2日目72に終わり、8位タイ。「ずっと調子はいいのに」同じような流れを繰り返している点は本人も意識している。そろそろこの悪い流れを断ち切りたいところだ。

「ドライバーは曲がらないので、パー5は狙っていきたい。明日は(優勝スコアが)15アンダーくらいまで行くだろうが、気にせずに。せっかくのチャンスだし、がんばりたい」。甲斐はプロ転向後、すぐにツアーで活躍していたことで、チャレンジでまだ優勝したことがない。ツアーへもう一度返り咲くために、ここは勝っておきたいところだ。

• 甲斐 慎太郎