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サン・クロレラ クラシック 2012

諸藤将次はスタートの大ピンチも

ツアーきっての飛ばし屋が、出だしで大汗をかいた。今季から、指導をあおぐ石井忍・プロコーチも、青ざめた。1番のティショットはまるで、「殺人ショット」。引っかけて、真左に飛んだ。
「ギャラリーがいたら、まじで危なかった」と本人も、冷や汗をかいた。
そのまま木に直撃して、150ヤードほどしか飛ばなかった。
「あんなの、今まで打ったこともない」というほどのミスショットからスタートしたと思えば、なおさら「3アンダーは、上出来です」。

しょっぱなから8メートルもの長いパーパットを決められたのは、近頃ロングパットを重点的に、練習していたから。
石井コーチと取り組んできたスイングの修正点。
「いつもリズムが早くなってしまうので。上体を起こして構えて、ゆったりと振る」。
スタートの大ミスに、そんな課題も一瞬見失いかけたが佐藤賢和キャディの「練習してきたことをやろう」との一言で、目が覚めた。

「低めのフェードを打とうとしたからかもしれないですね」。1番でのミスの分析はホールアウト後に改めて、石井コーチに聞くとして、「そこからうまくマネジメントが出来たと思う」。
ボギーなしの69は3アンダーの好スタートで、最初のミスも帳消しだ。

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