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ANAオープンゴルフトーナメント 2011

アマチュアの伊藤誠道くんが3アンダーの7位

うっそうとした輪厚の森は、例年になく深いラフにこの日は雨、風とことごとく難条件が重なった。それだけに、「今日のノーボギーは良かったっす」と喜びは倍増だ。

もっとも「出だしも最後も林の中」。もちろん再三のピンチはあったが「そこから無理せず、落ち着いてセーフティなところに出して、パーを取ることが出来た」と、あどけない笑顔もいっそうほころぶ。

4番、11番で3メートル、12番は2メートル。「前半はティショットが良くて、長いパットもうまく打てたし、バーディチャンスはことごとく入れた」と、16歳が大健闘の7位タイでスタートを切った。

この春から、石川遼というスーパースターを輩出した杉並学院高校に通う1年生。
「今週の土日は実は学園祭があって」。クラスの出し物は「オバケ屋敷」だ。本当ならオバケの役をやるはずだったが、級友には「予選落ちをしたら行く」と言い残して北海道に乗り込んできた。

その穴埋めは、次週の体育祭でするとして、「今週はみんながオバケで頑張ってくれる分、僕はゴルフで頑張る」と、それもひとつの励みにする。

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