小平　智は、この日クイーンコースを回り、2番バーディ、3番では残り110ヤードの第2打をＰＳで打って、見事にカップインするイーグルを奪った。さらに6番のパー5でもバーディと、好調な滑り出しだった。その後、7,13番でボギーを叩く。「後半風が強くなって、ボールを持っていかれた」と苦戦した。それでも最終18番でバーディを獲り、3アンダー69をマーク、通算7アンダーの4位タイに浮上した。「もう少し伸ばせたかも」と反省するが、「この風でよく出来た」とまずまずの内容だろう。

先週のカシオワールドオープンでは、最終日最終組でプレーした。残念ながら途中から優勝争いには加われなかったが、「いい経験をしました」と振り返る。「トッププロの優勝シーンに立ち会えて、自分もこうなりたい」とツアーでの優勝への思いを強くしたようだ。

また「ＱＴでつまずいているわけには行かない」と思いを新たにした。先週の経験が「モチベーションを挙げて」おり、「このまま上位5位以内に入り、来年はツアーに全部出たい」と意気が上がる。

今回のＱＴの上位を占める若手、藤本佳則（22歳）、中西直人（23歳）、浅地洋祐（18歳）に加え、小平（22歳）も来年ツアーで活躍するべく、残り3日間を疾走する。

• 小平 智
• 藤本 佳則
• 中西 直人