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韓国選手会が『東日本大震災復興支援チャリティゴルフコンペ』を開催!

金庚泰のバンカーショットを後方から見守るアマチュア選手
6月4日、澄んだ青空の下、千葉県にある東千葉カントリークラブにおいて、東日本大震災の復興支援を目的とした韓国選手会によるチャリティコンペが開催され、プロゴルファー25名、アマチュア89名の総勢114名で盛大に行われた。
アマチュアの皆さんにとってはあまり間近で見ることのできないツアープロのショット。
チャリティゴルフコンペではプロがショットを打つ度に歓声が上がり、プロから直々のレッスンなどもあり、プロもアマチュアの皆さんとのラウンド楽しんだ。

このチャリティゴルフコンペは昨年6月に第1回目が奈良県の春日台カントリークラブで開催されており、今回で2回目の開催となる。
昨年と違う点は、選手自らが先頭に立って韓国人選手はもちろん、日本人選手にも声を掛けて、参加プロの人数が昨年の9名から今年は25名と16名も増えたことだ。

「今回これだけのプロが集まってくれて本当に嬉しかった」と語ったのは、今年の中日クラウンズで2勝目を上げた、今回のチャリティコンペの発起人でもあるI・J・ジャン。
「少しだけですが、今年も被災地へ手助けができて嬉しいです。来年も再来年も続けて行きたいです。この韓国選手会のチャリティゴルフコンペのお陰で韓国人選手間のチームワークも良くなりました」と笑顔で語った。

そしてもう1人の発起人でもある、韓国選手会の選手会長を務めるS・K・ホは、「震災から1年が経ちましたが、まだまだ苦しんでいる人はたくさんいると思う。早く復興してもらいたい想いでこのチャリティコンペを開催しました。今回で2回目の開催となりますが、今年もこれだけの方たちに参加していただいて感謝しています」と表彰式で挨拶。
「これからもトーナメントで活躍をしながら、少しでも力になりたいです」と力強く語った。

表彰式では、著名人のせんだみつおさんが司会者となって笑いある楽しいチャリティオークションが盛大に開催され、各選手から使用していたゴルフクラブやキャディバック、サインが書かれたゴルフシャツ、キャップなどが出品され、高値をつけた方々に競り落とされた。
今年は参加費等も含め、集まった収益金の総額は250万円となり、千葉県東金市福祉協会へ10万円を寄付、そして240万円が社団法人日本ゴルフツアー機構を通じて日本赤十字社に贈られ被災地支援に役立てられる。

<出場プロ選手>
金 庚泰  金 聖潤  金 度勲  金 亨成  H・T・キム  趙 珉珪 
S・K・ホ  I・J・ジャン  ドンファン  J・チョイ  J・B・パク  黄 重坤
D・オー  上井 邦浩  原口 鉄也  諸藤将次  小林 正則  星野 英正  
白 佳和  中西 直人 S・J・パク  H・リー  李 京勲  黄 仁春
石井 忍
(順不同・敬称略)
  • I・J・ジャンは中日クラウンズで優勝した際に使用していたキャディバックをオークションへ
  • 参加プロ選手を代表して挨拶をするS・K・ホ
  • 今回集まった義援金はJGTO宮内部長へと手渡された

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