今年の関西オープンの開催コースのオリムピックゴルフ倶楽部は「インコースが特に、難しい」と言い、「その難しさを、倍難しくしているのがこの暑さ」と、今野。
記録的な猛暑が続くこの夏は、コースとの戦いのほかに、選手たちは暑さとの戦いを強いられ今野も四苦八苦だ。
「集中力も途切れて･･･。ラフに入れると、グリーンにも乗らず、アプローチも寄らず、パーパットも入らない。ちょっと油断をすると、ただ打っているだけになっちゃう」。

その悪循環を断ち切るために、選手たちはみな対策に懸命だ。
今野は「今日は、お水を８本飲んだ」。500ミリリットルのペットボトルを前半に４本。「後半も、４本で計８本」。量にして、４リットルの水を飲み干して、どうにか気持ちをつないだ。

前半はあがりの17、18番で連続バーディを奪って、折り返したアウトコースはボギーなしの２アンダーでまとめて、68で上がってきた。
翌日の２日目は、今度はさらに厳しい午後スタートを控えて“新兵器”を投入すべきか。
今年、超売れ筋商品と言われる冷却スプレー。
「昨日の練習日にキャディさんが貸してくれて。その瞬間は、すごく気持ち良くてこれいいなあ、って」。
ただひとつ、自覚しているのが「めんどくさがり屋」ということ。
「ラウンド中に、僕がそんなのいちいち、やるのかどうか」。購入するか否か。自問自答の思案顔だったが･･･。