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全米プロゴルフ選手権3日目

今季メジャー最終戦はいよいよ決勝ラウンドに突入して、予選通過を果たした2人の21歳が奮闘中だ。石川遼は、この日一度はアンダーパーグループまであがってきた。
タフなセッティングに加えて上空を舞う強い風に「風向きも30秒単位くらいで変わる。先に打った人を参考にも出来ない。今日は我慢するしかないと思っていた」という中で、12番で長いバーディトライを沈めるなど11番からの連続バーディで赤字に。

それだけに、立て続けにピンチに見舞われた上がり2ホールの連続ボギーは「残念」と悔しさは隠さなかったが、それでも「無我夢中で自分のやるべきことをやった結果」と、充実の通算イーブンパーにまとめて、最終日が楽しみになった。
「目標は4アンダーか5アンダー。今日も5つバーディが獲れているので、ボギーを打たないように。出来る限り頑張りたい」と、正念場にむけて気も引きしまる。

松山英樹はこの日はショット、パットともに乱調ムードの73に「今日は、こういう結果になって当然です」。特に14番では長いバーディパットを決めながら、10番では短い絶好のチャンスを外すなど、「今日のパットは最低でした」と、苦笑いで自分にダメ出し。

深いラフから脱出に失敗するシーンもあり、「距離感が合わない場面もあって残念」と入れ替わりの激しいゴルフに肩を落とした。通算3オーバーは、38位タイで迎える最終日。石川同様に、米ツアーのシード権獲得の鍵を握る1日となる。

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