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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2014

嘉数光倫(かかずてるみち)がアルバトロスを達成も・・・

ゴルフ人生初の快挙達成だった。515ヤードの10番パー5。フェアウェイの左サイドから、残り255ヤードの2打目はややアゲンストの風にも「狙える」と、スプーンを握った。

ややドローがかったボールは右15ヤード手前のカラーから、ピンの方向に転がっていくのは見えたが、「まさかアルバトロスなんて、考えてもみなかった」。

確かに、居合わせたギャラリーやボランティアのみなさんの拍手は通常のものとは違って聞こえたがそれでも「自分がまさか、しかも試合で?!」。にわかには信じがたかった。

「でも、一緒に回っている選手に“入っていなければ、あんなに長く拍手しないよ”と言われて」ようやく実感。
そして一気に3つもスコアを縮めて見えてきた予選突破。
「これで勢いに乗りたいな、とは思ったのですが。そうはうまくはいかなかった」。

ホールインワンやアルバトロスのあとは、その直後の心構えが大事と言われる。「その瞬間に喜ぶのはいいけど、あとは平常心で」。嘉数も心がけたつもりだったが、あえなくすぐに連続ボギーで思い通りにはいかなかった。17番ではダブルボギーを叩いて、2打及ばず予選落ち。
天国から地獄を味わい、「今は複雑な心境です」。アルバトロスの余韻に浸る間もなく、宍戸を去った。

※今大会では、2005年に宮里優作が6番ホールで達成して以来、2度目のアルバトロスでした。

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