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松山英樹がまさかの石原軍団入り?!

あのオーガスタの舞台でも、緊張しなかったという怪物が、181センチの長身を縮めこめて、可愛いらしく肩をすぼめた。「今日は、緊張しちゃって・・・」。一緒に回ったのは舘ひろしさん。

「テレビで、いつも見ている方」。
まして、そのまま画面から、飛び出してきたようなかっこよさ。
ダンディで、スタイリッシュな風貌にも感激だ。

ぜひ、お近づきになりたくて、普段口べたな21歳が、渾身の勇気を振り絞る。「俳優のお仕事は、こういうときどう対応するのですか?」などと、質問をぶつけて、あこがれの人との会話を楽しんだ。

また、逆に舘さんからは、こんな質問。
「マスターズの1番ティでは緊張しないの?」。
「しないです」と、即答して「大物!」と舘さんを驚かせた。
「違う意味で、今日のほうが緊張しています」と言って、舘さんを喜ばせた。
「今日は松山くんとラウンドできて、とっても幸せ!」。

舘さんが、初めて松山と出会ったのは昨年の今大会だった。
当時は、まだアマチュアながら、すでにツアーで1勝をあげていた松山。
「きっと、メジャーで最初に勝つ日本人選手になる」と確信した舘さんは、その思いを伝え、エールを送った。
「次は、ぜひ一緒に回ってみたいと思っていたから」。

1年越しに、同組対決が実現して感無量の舘さん。
そして実際に、目の前で見る豪快ショットに、感激した。
同時に「年甲斐もなく、自分もと思ってしまって・・・」。
松山のスイングを見ているうちに、力が入ってしまった、と苦笑した。

舘さんは石川遼とのラウンド経験もある。
「僕は評論家じゃないから上手く言えないし、適切かどうか分からないんだけど・・・」と前置きした上で、「遼くんはシャープな印象。松山くんは、どしっとしている。ドンとした力強さっていうのかなあ」。

21歳の存在感にも感心しきりで、「うちの石原軍団の若手にも、こんなに輝いている人間はいない」と、舘さん。
「それどころかコースでは、僕なんかよりずっとオーラが出ている。フェアウェイでは僕は存在感、ゼロですからね」と、苦笑した。

だから「もちろん松山くんがうちに入っても大丈夫、全然見劣りしません!」と太鼓判を押しながらも「でも、松山くんは、ゴルフをやっているほうが、儲かると思いますよ」と、その辺は非常に現実的な舘さんでした。

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