「大変な1日でした」と、振り返った。
「伸ばしていたので、早めに良いきっかけがあって、5打差くらいに詰められればと思っていたけど、なかなか思うようにはいかなかった」と、肩を落とした。
雨中の1番から、ショットが曲がった。
木を避けて、低い球で花道を上手く走らせたが、バーディパットは遠かった。
2打目を右バンカーに入れた2番では、ボギーが先行。
グリーンを狙うショットにも苦労が目立ち、得意のアプローチも寄らず、貴重なチャンスパットも決め難い。
右の林から、一度隣の5番フェアウェイから戻してくるルートを選んだ7番では、3打目で右のラフに戻してこられたものの寄らず、パー5できわどいパーセーブが精いっぱい。
この日最初のバーディが、8番では絶好調の勢いを止められなかった。
マクグリービーは多少ショットを曲げても、アプローチが寄せきれなくても、長いパットを軽々と沈めてくる。
差はますます開いた。
13、14番の連続バーディでも、雨脚が強まった最後18番でのバーディ締めでも、最終日も最終組に入れても、大差は変わらなかった。
51回目を迎えた過去大会で、1984年にスコット・シンプソンが達成した最多逆転差も7打。
でも、「そんなことを気にしてゴルフはできない。完璧なゴルフをしないとチャンスはない。60台前半を出さないと。そこに照準を合わせて頑張りたい」。
2014年大会以来2度目のホストVへ。
雑念を吹き飛ばして逆襲に挑む。