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JGTO Novil FINAL 2011

来年はツアーで羽ばたけ!額賀辰徳

額賀辰徳は、3番でボギーを叩いたものの、「ボギーが先行したけど、あせらずコースが難しいので、我慢していればチャンスがくる」と落ち着いていた。チャンスは6番ホール(パー3)でやってきた。7番アイアンで打ったショットは、ピンにぴたりとついて楽々バーディ。これで「リズムを取り戻した」というように、9番でもバーディを奪い、ハーフを終了した時点でスコアを4アンダーと伸ばした。前日まで首位の岩井亮磨がスコアを崩し、逆転して首位に立っていた。

勝負どころは17番だったろう。その時点で2位に2打差の首位。バーディパットがカップに蹴られ、逆に勢いがついて1メートル半以上の距離が残ってしまった。この日は「スライスラインが入っていなくて、そういうときに限ってスライスラインばっかりについてしまう」というように、パーパットもスライスラインが残った。だが、このパーパットをねじ込み、首位をキープした。最終的には清田太一郎、岩井の2人が18番ホールでバーディを奪い、1打差に迫られたものの、危なげなく優勝をきめた。

この勝利でチャレンジ賞金ランキング1位を死守した。「自分できめたい」といっていた通りに、優勝できた。「自信になりますね。優勝とランキング1位を狙っていて、実力で獲れて、まさしく自信になる」と額賀。

いよいよ来年は再びツアーの舞台で戦うことになる。「まだ、正直言葉が出てこないですね」と来年に向けての抱負を聞かれても、イメージがわいてこないようだ。一度シードを失って、「何でも自分で決断しなきゃいけない」と決断力の欠如を自覚し、「普段の生活から変えていかなきゃいけない。自分に自信がないと決断できない」と精神面での改善を試みた。それがいい結果になって現れたようだ。中央学院大学時代には朝日杯や文部大臣杯、関東アマ、日本オープンローアマチュアなどを獲得し、将来を期待された額賀も27歳になった。
このチャレンジでの経験を活かして、来年はツアーで羽ばたいてもらいたい。
  • 1番ホールのティショット

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