記事
カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2013
シード権争いは予選ラウンドを境にさっそく明暗が
今年のボーダーラインは目下、出場義務試合数に満たない賞金ランク20位のルーク・ドナルドと、同26位のブレンダン・ジョーンズの2人をのぞいた同72位までだが、今大会が始まる前から“圏外”にいる選手で、なおかつ今大会は2日目にして棄権や予選落ちをしてしまった選手たちだ。
シード落ちが決まったのは、まず初日に体調不良で棄権した韓国の李丞鎬 (イスンホ)。ベテランの白潟英純はこの日2日目は9ホール終了後に、腰痛のためコースを去った。
また予選落ち組では、インドのジーブ・ミルカ・シンは、次週は三重県の「COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース」で行われるファイナルQTで、再び出場権を取り戻す手もあったが、それもあえてキャンセル。日本ツアーは今年を区切りにひとまず撤退することにしたようだ。
そのほか、賞金ランキングは76位につけていた朴銀信(パクウンシン)は初シード入りした今季、さっそく涙をのむことに。ベテランの兼本貴司は今年、2011年からのシード復帰も自身13度目のシード権の確保に失敗。賞金ランク77位の原口鉄也も、8年連続9度目のシード権はならなかった。
そして同79位の細川和彦はやはり、賞金ランク69位ときわどい位置で迎えた昨年の今大会で、最終日に6連続バーディを含む66をマークして、涙の2年ぶりのシード復帰を果たしたばかりだったが、今年再び転落の憂き目に・・・。
「調子は悪くない。でもスコアに結びつかない」と、今週も伸び悩んだまま。大会は80位タイで、今年10試合目の予選落ちを喫して「プレッシャーのせいかな」と、ぽつりと「しょうがない。出直しです。また予選会に行って頑張ります」と、来月28日に43歳を迎えるベテランは、年の瀬にもう一度気力を振り絞る。