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重永亜斗夢が通算17アンダーで1位【インタビュー動画】

ファイナルクォリファイングトーナメント最終日は、12月10日(火)にCOCOPA RESORT CLUB白山ヴィレッジゴルフコース(三重県津市白山町川口6262)クイーンコース(7,048ヤード パー72)にて93名の選手が参加して行われた。

強風が吹き荒れる中、1イーグル、4バーディ、2ボギーの4アンダー68をマークした重永亜斗夢が通算17アンダーで1位となった。同じ17アンダーには沖野克文もいたが、タイの場合第5、第6ラウンドの合計スコアにより順位を決定するため、2日間の合計が9アンダーだった重永が1位となった。

重永は上がりの2ホールでは、バーディ、イーグルと見事に締めくくった。17番では6〜7メートルのバーディパットが距離を「あわせたつもり」が入り、18番では「しびれて」、危ないほうは「逃げて、逃げて」いき、残り40ヤードの第3打をチップインイーグルで決めた。

「ついていた」とは偽ざる心境だろう。「最終日が一番緊張する。積み上げてきたスコアがなくなるかもしれない」と、強風の中では「パープレーか、1オーバーで回れればいい」と思っていた。それが4アンダーとスコアを伸ばすことができた。

重永は昨年のファイナルQTでも3位に入っており、このコースは得意といってもいいだろう。おかげで今年はツアーに出場することができた。「シードより経験をつめればいいと思っていた。自分の中では満足している」と賞金ランキング96位の成績に納得している。
ただ、課題も見えた。「勝負どころのパットが入っていなかった」と東建ホームメイトカップの初日首位に立ちながら15位タイ、トーシンゴルフトーナメントの2日目に4位タイにつけながら53位タイに終わっていることを挙げた。

その弱点を克服し、来年こそ「シードを獲りたい」と意欲を見せた。今年の経験を踏まえて、大きく羽ばたいてもらいたい。かつて、ファイナルQTからは薗田峻輔、藤本佳則、小平智、川村昌弘といった今年のツアー優勝者もツアーへジャンプアップして行っている。重永もぜひ続いてもらいたい。

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