7月6日(水)、ツアーメンバー10名が、東日本大震災で被災した方々が避難している宮城県牡鹿郡女川町にある女川町総合体育館の避難所を訪れた。
訪問した面々は、ジャパンゴルフツアー選手会会長の宮本勝昌を筆頭に、青木功、中嶋常幸、宮瀬博文、横尾要、増田伸洋、小林正則、星野英正、池田勇太、石川遼の10選手。
朝8時半の集合時間の1時間以上も前から仙台駅前のロータリーを陣取り、陣頭指揮を取っていたのは池田勇太だ。
池田は大学4年間を宮城県内で過ごしていたこともあり、本人も「第二の故郷」と公言していて、3月11日の東日本大震災が起こった後、心を痛めていたうちの1人でもある。
この日は、星野や池田をはじめとした多くのプロゴルファーを輩出している東北福祉大学の皆さんが全面的にバックアップをしてくれた。大型観光バス2台とワゴン車1台、それに運転手さん5人がボランティアとして参加してくれたのだ。
池田が大学の関係者の方に「手伝ってもらいたいんだけど・・・」と相談したら、2つ返事で「もちろん!」と役を買って出てくれたという。
池田自身も、この日は東北福祉大学のスタッフの皆さんとお揃いのウェアを身にまとい、トランシーバーを持ってリーダーを務めた。バスやワゴン車の駐車スペースの確保、選手が乗り込むワゴン車の配車、スタッフやメディアの方々のバスへの乗せ込みなどなど、細かなところまで気を利かせてテキパキとこなしていく池田の姿に、まわりのスタッフは、「オレ達、必要ないな・・・。」