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つるやオープンゴルフトーナメント 2005

原川光則アプローチが好調で、イーグル賞20万円をゲット

「今日のシャツの色が、よかったのかも」この日は目も覚める蛍光オレンジで、好プレーを連発した原川
510ヤードの17番パー5。残り247ヤードの第2打は、グリーン奥のラフ。ピンまで、わずか6ヤードのアプローチを打つ直前に、キャディが言った。
「イーグル賞、20万円がかかってるみたいですよ!」。
「ええっ?!すごいチャンスじゃない、狙っていこう」。
その言葉どおりの、チップインイーグルに原川は「願いは通じるものだって、つくづくと思いましたね」と、エビス顔だ。

実は、前半の9番ホールでもチップインをしている。
左バンカーから20ヤードの第3打が、下り傾斜を転がってカップイン。
バーディを奪った。

この日アプローチが冴えまくった原川だが、師匠の芹沢信雄からはいつも、「ダメだしをされている」という。
先日は芹澤に、弟子仲間の藤田寛之が出しているDVD付きのレッスン本『スーパーアプローチ』を読んで「少し、勉強しておけ」と言われた。
「2400円もしたんですけど、ちゃんと買って読んだんですよ。それがけっこう勉強になりましてね」。

普段から練習をともにして、いつも間近でその技を見ているとはいえ、なかなか自分のものにできるものでもない。
「でも、ああいうレッスン書はアマチュア向けに、分かりやすく解説してあるでしょう? 読んでみたら、改めて気づかされることが多かったんです」。
勉強の成果を出して、賞金と『大分むぎ焼酎二階堂』1年分をゲットした、数時間後。

その藤田も17番で、残り247ヤードの第2打を、5ウッドでピン右8メートルにつけてイーグルを奪った。
原川のイーグルの様子を伝え聞いた藤田は、「・・・まあ、僕のほうが“イーグルの王道”という獲り方ですよね」と、仲間内らしいライバル心もチラリ。

そのほか平塚哲二も、17番でイーグル賞を獲得。前日2番ホールでのホールインワン賞20万円に続く賞金ゲットに「がっちり、稼いでるでしょ!」と、ガッツポーズでおどけていた。

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