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宇部興産オープン 1999

鈴木規夫ディレクターの「大会みどころ」

宇部カントリークラブ・東コースの特徴は、小さな砲台グリーンをいかに攻めきるか、これが1番だと思います。
 しかも、ほとんどのグリーンには傾斜と微妙なアンジュレーションがあるため、パーオンさせることは非常に難しいのです。
 それに、この時期は、気まぐれな風が吹き荒れることが多く、この風を読みきることも、コース攻略の大切なポイントになるでしょう。
 昨年は、ブラント・ジョーブが前週の日本プロに続き2週連続V。しかも、17アンダーという好スコアで4日間をまわり、アメリカ仕込みの堅実かつパワーのゴルフをみせつけてきました。彼の勝算は、ティショットの正確性と、フェアウェーからのパーオン率。そして、ロングホールでは、徹底的に獲るといったステディさが、昨年のこの大会では特に光っていましたね。
 この大会は、過去27回の歴代優勝者が、再びVを果したばあい、『ダブル優勝賞』として300万円が贈られることになっています。
 ブラント・ジョーブは、宇部興産トーナメント、特に東コースとの相性がバツグンです。
 今年もあのステディさを発揮して、300万をゲットできるでしょうか。そういう点にも、注目して大会をお楽しみください」

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