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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2013

深堀圭一郎は「とにかく地道に、やることやって・・・」

後半はボギーが立て続いたが、どうにか2位タイに踏みとどまった。「4番は左のバンカーからまた左のバンカーへ。ミスが2つも立て続くのは良くない」と、反省しきり。
最後の9番も、右のラフからフライヤーの計算を誤って、パーオンに失敗。寄せきれずに2㍍のパーパットを外して「最後しのげれば、もっと良かったのだけれど。でも、とても楽しみな位置でやれる」。
週末は、久しぶりのV争いに、ベテランの胸も躍る。

45歳。めっきり疲れやすくなったのは、否定しない。「1週間やれば、ぐったりとしてしまって」。シーズン序盤はゲームに集中出来ない状態が続いたが、実りの秋に復調の兆しだ。

「先輩たちに、聞いて回った」という。この年齢になれば体調管理は、何がベストか。尾崎直道や、芹澤信雄。たまに会場で見つけて、つかまえるとみな、同様に口を揃えた。
「今が一番厳しい時だから」。しかし、これを抜けるとまた、次のピークがやってくるから。「今やっていることを、地道に続けることだよ」と言われた。

ツアーに帯同するフィットネスカーで、毎日欠かさない自転車こぎ。有酸素運動は欠かさない。日々のストレッチも、技術の向上も、先週は中止になった3日目に、「レインウェアを着ても、体が回るスイング」。試行錯誤でひらめくものがあった。がぜん、「凄く楽しみになってきた」とツアー通算9勝目にむけて、気持ちも上がる。

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