初シード入りを果たした２００９年には、イーグル率賞とドライビングディスタンスのＷ受賞を果たした。大本命の飛ばし屋が、満を持して帰ってくる。
無念のシード落ちを喫してから２年。今季はチャレンジトーナメントの開幕戦「Novil Cup」を制して幸先の良いスタートを切ると、いよいよ“最終戦”の「JGTO Novil FINAL」で、逆転の２勝目を飾った。

最初と最後をしっかり締めて、賞金ランキングも１位を死守した。
かねてより「自分で決めたい」と話していたとおりに、まさしく“有終の美”を飾って、「自信になります！」。
１８３センチの長身から繰り出す飛距離を存分に生かして、来季のツアー出場権を獲り返した。

中央学院時代から、その潜在能力は高く評価されていた。朝日杯や文部大臣杯、関東アマ、日本オープンローアマチュアなどを獲得し、将来を大いに期待された額賀も来季は28歳。
初シードからわずか１年の陥落には、思うところが多かった。特に精神面。「自分に自信がないと何も決断できない」と、強い意志で復活への道を切り拓いた。
２年がかりで返り咲いた表舞台。
復帰元年となる２０１２年こそ、自慢の豪打で思いきり暴れまくりたい。

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• 額賀 辰徳