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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦 2013
池田勇太が単独首位に【インタビュー動画】
「雨が降って、寒い中でね」。
カップまで12メートルのランニングアプローチは「右手前の1.5メートルのパーパットが打てればいい」と、無難に寄せるつもりが思いがけずにカップを捉えて勢い付いた。
8番では、52度のウェッジで打った105ヤードの2打目は一度、カップを捉えたはずだ。「視界から一度、消えたからね」とは、専属キャディの福田さん。「エッジの内側半分が壊れていた」と、本人も証言した。相変わらずショットは絶好調のまま迎えた今週は、開幕直前に“完全休養”。
火曜日がプロアマ日だった今週は、今季初優勝を飾った翌日の月曜日にコースを回っておいたのはあえて体を動かして疲れを取る狙い。
さらに次の日の18ホールと合わせて2ラウンドで、下見は一気に済ませて前日の水曜日はあえてコースに来ないで、いったん千葉の自宅に帰った。
「マッサージ屋と床屋に行って、そのあと家で体のケアをしました」。可能な限り、2週に一度は必ずハサミを入れる髪もさっぱりと気分転換。クラブは一切握らないまま、今朝は早朝6時に家を出て、1時間半かけてコース入りをした。
選手会長として悲願の“初V”を達成した先週は「今年はもう勝てないと思っていたくらいだったので。その中で勝てたという安堵感はある」とひとつ肩の荷は下ろしても、「だからといって、これでもう満足かっていうとそうじゃない。これから残り5試合を、いかに戦うかが今の俺に課せられていること」と、気合いは十分でも、一度仕切り直しをするのが池田流。
この新規トーナメントは、気分を一新して迎えた初日に後半は15番から3連続バーディを奪った。
3つめの17番は、左横から6㍍のアプローチを、サンドウェッジでこの日2度目のチップイン。
最後は18番で、バンカーから2.5メートルにつけたパーパットも上手くしのいで、「意識しないと言ってもきっと勝手に意識する。せっかく良いスタートが切れたので。明日は明日のゴルフがしたいと思います」。好スタートには放っておいても気分は高まる。選手会長がツアーでは、2007年以来(※)となる2週連続優勝をさっそくにらんだ。
※直近で、2週連続優勝を飾ったのは谷原秀人。2007年のフジサンケイクラシックとサントリーオープンで達成した。