記事
関西オープン開催のお知らせ
兵庫県三木市のオリムピックゴルフ倶楽部でのラウンドは、これで2度目になる。
ボランティア有志のみなさんが、毎オフに開催されていた選手との懇親コンペ「チャリティーフレンドリーゴルフ大会」の会場でもあり、それに参加したときにも感じていたことだが「このコースはティショットに非常に気を遣う」。
ドライバー一辺倒ではない。スプーンや時にはクリークも持たされる。「コースの罠にはまらないようにプレーすることが大事になってくる」。
もともと、競技志向の強いレイアウトは開催まで2ヶ月を切ったいま、コースの多大な協力を得て主催の関西ゴルフ連盟によるツアー仕様のセッティングが急ピッチで進められており、いま以上に高水準のチャンピオンシップコースになることは必至だ。
今年は、石川遼が米ツアーに発ち、ここでもやはり、松山英樹の活躍が自ずと期待される。
「彼は何をするか分からない選手。ハマると彼も来るでしょう」とは、この日はラウンド後に会見に臨んだ武藤の見立て。
「でも関西特有のテクニカルなコースは、職人肌の選手にも有利かな、とも思います」と、ベテランの活躍も、示唆した。
すかさず報道陣から「君自身もその候補にあげてほしかった」とリクエストを受けて、笑って「では僕も(優勝候補の)片隅に入れてください」。
今季は、世界進出も視野にスイングや、道具にも試行錯誤を重ねていることで、「レベルを上げようとすればするほど、そこから来るズレが出てしまっている」と、まだ本調子でないことを正直に打ち明けつつ、「期待をしていただいているので、頑張ります」。
連覇への意欲も、ちらり。
昨年は、大阪の泉ヶ丘カントリークラブでのツアー通算5勝目は、世界ゴルフ選手権「ブリヂストン招待」で山盛りの課題を持ち帰った直後のVには、実りも非常に多かった。
「でも、今年は日本で苦しい中で勝つのも、きっと自分のためになると思うので」。
1926年に産声を上げた伝統のオープン競技で、昨年覇者が健闘を誓った。
なお、オープン競技の草分け的トーナメントともいえるこの関西オープンでは、ジャパンゴルフツアーメンバーのほかに、今年も24人のアマチュア選手が出場。アマ界の至宝と呼ばれた亡き中部銀次郎氏の名を冠したローアマチュア賞をかけて、若い力が激突します。
また、中学生以下および同伴の保護者1名さままで観戦は無料です。ぜひ、ご家族揃ってお越しください。