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今週、全英オープン

18番ホールセカンド地点からグリーン方向
今年の世界4大メジャーの第3戦目として開催される全英オープンが、いよいよ今週開幕する。

全英オープンの歴史は、今から遡ること152年前の1860年。スコットランドのプレストウィックで、8名の選手により競われたのが始まりだ。
途中、数回にわたる戦争などによる中止を挟むものの、回数を重ねること今年で141回。言わずと知れた世界最古の大会である。

今年の舞台は、イングランドの中西部に位置し、1897年に開場したロイヤルリザム&セントアンズ。
近頃、サッカー日本代表の香川真司選手が、イングランド・プレミアリーグのマンチェスターユナイテッドに移籍し話題となっているが、そのチーム本拠地のマンチェスターから北西に約80キロほどの場所にある、アイルランド海を望むコースだ。
このコースの最大の特徴は、何と言ってもバンカーの数。その数、実に206個を数え、全英オープン開催コースの中で最も多いと言われる。
また、1番〜3番、7番〜9番のそれぞれのホール際には線路があり、鉄道が通ることもしばしばで、全英オープンならではの雰囲気を醸し出している。

スタートの1番ホールは、205ヤードのPar3から始まる。OUTコースはPar3が3ホール、Par5が1ホールで、3,440ヤードのPar34。INコースは、Par3、Par5ともに1ホールずつで、3,646ヤードのPar36。TOTAL7,086ヤード、Par70となっている。
ロイヤルリザム&セントアンズでの全英オープンの開催は、今年で11回目。前回の開催は2001年で、この時は6,905ヤードのPar71でおこなわれており、今年は前回よりも全長で181ヤード伸びているにもかかわらず、トータルParは1つ減っている。

今年、この難攻不落のリンクスコースに挑むジャパンゴルフツアーのツアーメンバーは、総勢14名。既に14名の全メンバーがコース入りをしており、19日(木曜日)の開幕に備えている。

第141回全英オープンに出場するジャパンゴルフツアーメンバーと、それぞれの出場資格は下記の通り。

資格(6) 2012年5月20日(日)時点のワールドランキング上位50位
➣裵相文<2年連続2度目>

資格(20)2011年プレジデンツカップ出場者
➣石川遼<4年連続4度目>
➣金庚泰<3年連続3度目>

資格(21)2011年度アジアンツアー賞金ランキング1位
➣J・パグンサン<初出場>

資格(24)2011年度日本オープンゴルフ選手権優勝者
➣※裵相文【資格重複】

資格(25)2011年度ジャパンゴルフツアー賞金ランキング上位2名(有資格者除く)
➣高山忠洋<2年連続3度目>
➣谷口徹<2年ぶり8度目>

資格(26)2012年度ミズノオープン上位4名(有資格者除く)
➣B・ケネディ<2年連続2度目>
➣武藤俊憲<5年ぶり3度目>
➣小田孔明<2年ぶり3度目>
➣藤田寛之<3年連続4度目>

資格(27)2012年度ジャパンゴルフツアー賞金ランキング上位2名(有資格者除く)
(東建ホームメイトカップから 〜全英への道〜ミズノオープンまで)
➣藤本佳則<初出場>
➣B・ジョーンズ<4年ぶり3度目>

アジア地区予選通過者
➣P・マークセン<2年連続5度目>
➣市原弘大<初出場>

  • 6つのホールの際に線路が通っている

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