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日本オープンゴルフ選手権競技 2012

松山英樹さんが7位タイで2度目のローウェストアマを獲得

楽々と逃げ切った。今年、決勝ラウンドに進んだほかアマチュア3人を凌駕して、松山さんが2年ぶり2度目のローアマチュアを獲得した。
それどころか、驚異の20歳は、もっと上を狙っていった。14番で2メートルのチャンスを沈めて通算11オーバーにしてやにわに色気づいた。

「こっから全部獲ればもしかして・・・」。

一昨年は、最後まで優勝争いを演じて3位に入った。翌年から2年連続のマスターズは2011年にベストアマ。同年11月には三井住友VISA太平洋マスターズで史上3人目のアマVを達成した。

もはやトップアマの枠にも収まらない。
ツアー通算2勝目は、この日本一のタイトルと、果敢に攻めた。
「入れに行ったのを3パット」と、16番では3メートルのチャンスをボギーにして「ローアマよりは、優勝を狙っていたので。あれはもったいなかった」と悔しがる。

この日はアイアンショットが切れて、再三のチャンスに「初日からこういうゴルフがしたかった」。連日、強い風の中でも徐々に順位を上げていくトッププロ並みの適応力。
「こんな深いラフでやることは、そんなにないので、今朝は少し腕が痛かった」とパワー不足を自覚しつつも「ラフからでもコントロールが出来た。そこは自信を持っていい部分」と胸を張った。

約1ヶ月後には3度目のマスターズがかかったアジアアマ。
「最終日に良いスコアが出せたので、次の試合でも必ず上に行ける」。
東北福祉大の3年生が、沖縄で「充実」の4日間を過ごした。

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