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上平栄道が『ゴルフ伝道師』 に ①

今年6回目となるジャパンゴルフツアー選手会メンバーによる『ゴルフ伝道師』の旅。
選手たちが全国各地の小学校を訪れて、ゴルフの楽しさや夢を持つ事の大切さを伝えて歩く試みは、いよいよ今年予定している最後の6校目を迎えた。
今回、訪問する小学校は広島県尾道市にある全校生徒258名の尾道市立御調中央小学校。
今年は野仲茂から始まり、小田孔明、高山忠洋、小林正則、薗田峻輔と続き、今年最後の『ゴルフ伝道師』を締めくくるのは、地元尾道市出身の上平栄道だ。

御調中央小学校へ到着してグランドへ降り立った瞬間、「うわ、グランド、懐かしいな!」と、自然と笑顔になる上平。今日、6月27日(月)に子供たちとのスナッグゴルフを楽しみにしていた上平だったが、朝からの雨の影響で予定していたスナッグゴルフの実技講習をグランドから体育館にて行われる事となった。
今日、スナッグゴルフの実技指導を受けるのは4年生全員の52名。
体育館に上平が登場すると、生徒たちから歓声と拍手が湧き上がった。
最初に上平からの自己紹介。「はじめまして!プロゴルファー上平栄道です。みんなと同じ尾道市出身です。今日はみんなとスナッグゴルフができる事を楽しみにしていました。よろしくお願いします」と挨拶があった。
続いてスナッグゴルフの寄贈式が行われ、生徒を代表して後藤愛弥(ごとうまなや)君へと受け渡された。
そして実技が始まる前に上平のデモンストレーションが行われ、すごい速さで高く飛んで行くボールを見て子供たちからは大歓声と拍手が湧き上がった。
「すごい!」「見えなかった!」「もう一回打ってみて!」と子供たちに囲まれる上平。
あっという間に子供たちと仲良くなり、みんなでクラブの持ち方を上平から教わった後、8チームに別れて実技が行われた。
子供たち1人1人に歩き回ってクラブの持ち方やスイングを丁寧に指導する上平、少し照れながら上平の指導を素直に聞く子供たち。
呑み込みが早い子供たちはみるみる上達し、子供たちの歓喜の叫びがどんどん大きくなり、
いつも温和な性格な上平も興奮気味に「上手になったね!」と子供たちとハイタッチ!
上平に褒められた子供たちは嬉しそうに練習に取り組み、最後に8チームで試合が行われ、子供たちのボルテージは最高潮に。
最高点55点を上げたチームが優勝となり、「やった!」と歓喜が湧き上がり、上平は優勝チームみんなとハイタッチをした。
3、4時限目を使用した95分間のスナッグゴルフの実技講習はあっという間に終了の時間。
最後に子供たちからの感想は、「難しいと思っていたが、楽しかった」「上平プロから教わって楽しかった、またやりたいです」「難しかったけど、みんなと一緒にできて楽しかった」と、子供たちはまだまだやり足りない様子だった。
上平は、「みんなが楽しそうにスナッグゴルフをやっている姿を見てとても嬉しかったし、子供たちからたくさんパワーをもらいました。次はみんなに自分のいい姿を試合で見せたいです。今日はありがとうございました」と笑顔で子供たちに挨拶をしたその声は、実技指導で子供たちと盛り上がって喉が嗄れていたが、嬉しさいっぱいの笑顔だった。

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