伊藤誠道がクイーンコースの16番ホール(188ヤード　パー3)で7番アイアンを使用し、ホールインワンを達成した。打った瞬間は「ちょっと弱いかなと思ったけど、うまくグリーンとカラーの間で跳ねて、転がって入ってくれた」と喜ぶ。ホールインワンは「人生で3回目、試合では2回目」である。

この日はホールインワンの効果もあって、1イーグル、5バーディ、2ボギーの5アンダー67をマークした。しかも10番を終えた時点では、この日1オーバーだったが、そこから残り8ホールを6アンダーとして巻き返した。初日72、2日目は73と苦戦していたが、3日目に4アンダー68をマークして、勢いをつけた。これで通算8アンダーの9位タイに浮上した。

ファイナルＱＴまで進んだのは、これが3回目(2012年、2013年)。これまではいずれも下位に低迷し、チャンスをつかめていない。ジュニアの頃から活躍し、そしてツアーでのアマチュア最年少予選通過記録(14歳21日)は今でもまだ破られていない。その逸材も20歳になった。チャレンジトーナメントでの優勝経験はあるが、出来ればツアーで彼のプレーを見せてほしい。

• 伊藤 誠道