記事
ハミルトンが、USPGAツアーの『ホンダクラシック』で初優勝!!
デビューから実に17年。38歳にして、ようやく掴んだビッグドリームだった。世界ランク4位(3/14時点)のラブを倒して、長年の目標だった母国ツアーでの初優勝を手に入れた。
2位と4打差の首位からスタートした最終日は、13番までに、バーディなしの4ボギーを叩く苦しい展開。とうとう、前を行くデービス・ラブIIIに追い抜かれた。のしかかる激しいプレッシャー。しかし、日本ツアーで戦っていたときから常にそうであったように、動揺は押し隠し、ポーカーフェイスで辛抱強くチャンスを待った。
17番パー5で4メートルを沈め、この日初めてのバーディでラブをとらえると、通算11 アンダーで並んで迎えた最終18番ホール。その第2打は、大歓声とともに、ピンの根元に吸い付いた。連続バーディの、逆転優勝。
1987年のプロ転向から、母国ツアーで戦うことが目標だった。しかし予選会さえパスできず、幾度もその厚い壁に跳ね返され、挫折とスランプを味わいながらも、夢は諦めなかった。
昨年末の予選会を突破していよいよそのスタートラインに立ち、ルーキーイヤーの今シーズン。参戦6試合目にして、頂点に立った。
昨年までの12年間、日本ツアーを主戦場に戦ってきた。昨シーズンには年間4勝。賞金ランクも自己ベストの3位に食い込んでいる。
「日本での経験が、僕の糧になっていることは間違いない」。“逆輸入選手”トッド・ハミルトンが、世界の舞台でその名を大きくアピールした。
※通算イーブンパー、41位タイに終わった田中秀道のはなし「今日は風の強さが一定せず、とても難しいコンディションだった。痛めた首の状態は昨日よりはだいぶいいが、この状態で、この風は、正直きつかった。それでも良いショットはあったと思う。体を整えてまた頑張りたい」