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ホストプロ! 塩見好輝(しおみこうき)も参戦(ニュージーランドオープン)

今週3月10日から4日間の日程で、ニュージーランドのクイーンズタウンにあるザヒルズGCとミルブルックリゾートの2コースで行われる「BMW ISPS HANDA ニュージーランドオープン」は、2014年から日本ゴルフツアー機構(JGTO)とパートナーシップ契約を結んで以来、多くのジャパンゴルフツアーメンバーが挑戦している。

その中で今年、初出場を果たすのが塩見だ。今年から、大会の冠スポンサーでもある国際スポーツ振興協会と所属契約を結んで、ホストプロとして挑む。

埼玉栄高校では、「全国高校選手権」で、主将として初のタイトルを母校にもたらし、次に進んだ名門・東北福祉大でもまたキャプテンとして、2012年には『信夫杯争奪日本大学対抗戦』『全国大学対抗戦』など5つの団体タイトルを独占した。
13年にプロデビューするなり、仲間内ではそのルックスが話題になり、今や「ツアーで注目の若手イケメン」として、必ず塩見の名前が挙がるほど。

昨季は賞金ランク67位で、第二枠ながら初シードに潜り込んだは良かったが、出場21試合中決勝ラウンド進出は8回。夏には、5試合連続の予選落ちを喫したのは、一言で言ってしまえば「練習不足」。そもそも元来の練習嫌いは初の連戦も重なって、「疲れた」といっては早々に切り上げ、何をするというでもなく「ダラダラと過ごしてしまった」と、1年であっけなくシード権を手放してしまったのはいただけない。

昨年末に、起死回生のファイナルクォリファイングトーナメントで13位につけて、どうにか今季前半期の出場権は奪い返した今季。

昨年10月の日本オープンでは、3日目に、アダム・スコットと同じ組で回って「一生に一度、あるかないかの1日でした」。たくさんのお客さんに囲まれて、まるで優勝争いさながらの緊張感の中でも、冷静にそのゴルフを観察して「まさに世界基準。それを肌で感じられた良かった」と、これからますます貴重な経験を貯金して、今年こそ飛躍の好機をうかがう。

4日間ともプロアマ形式で優勝を競う今大会の獲得賞金は、日本ツアーの賞金ランキングには加算されないが、世界ランキングのポイント加算の対象試合であり、ジャパンゴルフツアーメンバーをのぞく最上位者には日本ゴルフツアー選手権をはじめ計3試合の日本ツアーの出場権が与えられるなど、絶景のコースを舞台にした架け橋的トーナメントで、26歳の名前を世界に売り出す大チャンスだ。
<出場予定のジャパンゴルフツアーメンバー>
宮里優作
藤本佳則
谷原秀人
I・J・ジャン
金亨成
片岡大育
武藤俊憲
永野竜太郎
H・W・リュー
W・J・リー
竹谷佳孝
B・ジョーンズ
薗田俊輔
貞方章男
小林伸太郎
富村真治
川根隆史
伊藤誠道
太田直己
塩見好輝
  • 昨年の日本オープン3日目。アダムとの夢のような1日
  • メインコースとなるザヒルズGC。心まで洗われそうな絶景
  • こちらは、ミルブルックリゾート。予選ラウンドはこの2コースを使用するが、決勝ラウンドはザヒルズが舞台。

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