震災復興支援による東北3県へのスナッグゴルフの導入が59校となり、岩手県では12校が導入して更なる普及が進められる中、岩手県宮古市のふれあい公園(閉伊川緑地公園)で、ゴルフで岩手県を元気に!第2回宮古市長杯スナッグゴルフ大会が開催され、宮古市内の28人の小学生が参加した。
この大会は2013年3月に宮古市立田老第一小学校と小国小学校がスナッグゴルフ導入したのをきっかけに開催が計画され、同年10月26日に開催する計画だったものの台風の接近により延期となってしまい、年が明けた2014年5月18日に第1回大会が行われ、今回が2回目の開催となった。
夏休みの期間中は、スポーツ真っ盛りのトップシーズンのため、野球やサッカーなどのスポーツ少年団に参加する児童たちが出場することができなかったが、それでも昨年を上回る参加者があり、そのうちの7割がリピーターという定着ぶりでの開催となった。
会場のふれあい公園は、東日本大震災では海水が押し寄せ、しばらくの間使用することができなかったものの、懸命な復旧作業により、今では再び子どもたちが集う憩いの場として復元しており、この日の大会のために、芝刈り機を走らせて子どもたちの大会に向けて準備を進め、舞台づくりに力を注いでくれた。
競技は、夜半から降り出した雨が明け方まで降り続き、開催が心配されたが、昼前には天候が回復してスタートを開始。しかし、スタート直後から再び雨が降り出し、中断も検討されたが、それでも楽しそうにプレーする子ばかりで、その雨をものともしない前向きな姿勢が終盤には天候を回復させたようで、無事に全員が9ホールを完結できた。
第2回大会を制したのは昨年の総合優勝者の崎山小学校6年の攝待開くんで2連覇を果たした。
開くんは表彰式で、「悪天候だったけど2連覇できてよかったです。ここにいる崎山小学校のみんなでがんばってきたので、そのみんなで切磋琢磨してこその優勝だと思うので、仲間に感謝したいです。」とスピーチすると大きな拍手での祝福を受けた。
更に弟の攝待新太くんも5年生の部で優勝し、「いままでやってきた努力が積み重なり優勝できて嬉しい。」とスピーチし、昨年に引き続き兄弟での活躍を印象付けた。
宮古市でのスナッグゴルフの歴史はまだ始まったばかりだが、この日の大会のために、宮古市と宮古市教育委員会からは、部署の垣根を越えて沢山の職員が応援に駆け付け、コース設定や受付、更には各組に随行してのサポートなども行い、雨に打たれながらも地元の子どもたちのがんばりを後押しした。
ゴルフで岩手県を元気に!第2回宮古市長杯スナッグゴルフ大会成績
(9ホール363ヤードパー34)
●総合優勝<宮古市長杯>
攝待開 宮古市立崎山小学校6年 29ストローク
●6年生の部優勝
攝待開 宮古市立崎山小学校 29
●5年生の部優勝
攝待新太 宮古市立崎山小学校 30
●4年生の部優勝
菊池海聖 宮古市立崎山小学校 30
●3年生の部優勝
菊池愛海 宮古市立崎山小学校 42
●2年生の部優勝
優勝 安原掬乃 宮古市立千徳小学校 48
●1年生の部優勝
菊池海音 宮古市立崎山小学校 41
●ホールインンワン賞
石川愛菜 宮古市立磯鶏小学校4年 5番ホール12ヤード
※全ての成績は「コチラ」よりご覧頂けます
★田老第一小学校を塚田好宣がゴルフ伝道として訪問(2013年7月8日)
記事は「コチラ」
★「ゴルフで岩手県を元気に!」スナッグゴルフ体験会in宮古市(2013年9月14日)
深堀圭一郎と池田勇太が訪問した記事は「コチラ」
★「ゴルフで岩手県を元気に!」第1回宮古市長杯スナッグゴルフ大会を開催(2014年5月18日)
記事は「コチラ」
★崎山小学校を宮本勝昌がゴルフ伝道師として訪問(2014年6月24日)
記事は「コチラ」
★宮古市でのスナッグゴルフ導入小学校(6校)
田老第一小学校/小国小学校/鍬ヶ崎小学校/門馬小学校/崎山小学校/赤前小学校/津軽石小学校(宮本勝昌プロ寄贈)/磯鶏小学校/花輪小学校
★東北3県でのスナッグゴルフ導入実績(JGTO寄贈及びその他導入)
59校(岩手県12校/宮城県27校/福島県20校)