好調だった予選ラウンドとは一変し、この日の石川遼はスタートからピンチだった。1番ホールでは右方向に飛んだティショットは斜面に止まり、スイングしづらい状況に。「僕的にはあのような状況が一番いけないと思いますね。前に木があったり、スイングできないような」。何とかうまくグリーンに乗せ、パーで切り抜けたものの、この日はここまで好調だったパットがなかなか決まらない。2番と15番では3パットを叩いてのボギーなどパットに苦しんだ一日だった。「思ったとおりに転がせていけませんでした。ミスパットもあったし、練習が必要ですね」と反省しきりの石川。
結局この日は、3バーディ4ボギーの73でラウンドし、スコアを1つ落として通算10アンダーとなった。
1打差の2位には黄重坤とブレンダン・ジョーンズが、さらにその後ろには大会2連覇、ツアー通算30勝を目指す片山晋呉も迫ってきている。「反省が非常に強いです。今日のようなプレーでは勝てないなって」
明日は気を引き締め直し、必ず勝利を掴み取る。