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ダンロップフェニックストーナメント 2015
レッスン料をせびられながら、今平周吾がV争い
「レッスン料をくれ、と。谷口さんに言われました」。今平が、谷口徹にパットの指導を受けたのは、先週の火曜日。「2時間くらい教えてもらった」と、ボールのすぐ後ろにティーを刺してダウンブローに打つドリルを習って、「引っかけがなくなった」とこの日は谷口の前で、5、6メートルの外し頃をことごとく沈めて、66で回ってきた。
今週、初ラウンドのここフェニックスカントリークラブも「僕はほとんどまだ知らないから」と、本当の難しさをまだ味わっていない分だけ、怖い物知らずで攻められることも良かった。
シード2年目の今季は7月の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」で単独2位になるなど、幾度か優勝争いも経験して「僕もちょっと近づいてきたかな」と初Vの予感もつかの間、「やっぱりそんな簡単なものじゃない」。
特に連戦続きの終盤戦は、「体調とかもあって、状態を上げてくるのは難しい」と感じていた矢先だった。
そんなとき「試しに受けてみない?」と、藤田寛之ら主に“チーム芹澤”の面々をケアする太田敦トレーナーが声をかけてくれて今週は毎日“お試しマッサージ”を受けて、その効果にも痛感している。
「良い感じでゴルフが出来る」とプロとして、体調管理の重要性も切実に、優勝争いに加わった。
「僕の場合はとりあえず、何でも勝ちたいけどこの大会は、子どものころからテレビで見てきたトーナメントなので」。特にタイガー・ウッズの来日には目が釘付けになった。「特にこの大会は歴史も長いし勝ちたい試合」。23歳も名乗りをあげた。