記事

三井住友VISA太平洋マスターズ 2015

名誉会員・・・!! バッバ・ワトソンが御殿場をアピール

2年続けて、御殿場に帰ってきたバッバが、この日は11日水曜日のプロアマ戦から、さっそくコースの宣伝にいそしんだ。
インから出たこの日は、前半18番のパー5で、マネージャーのイエンツさんが向けるスマートフォンに向かって、なにやら笑顔で語りかけていると思ったら、おもむろにグリーンサイドの池に靴ごと浸かると、名物のウォーターショット・・・!!

マスターズチャンピオンの思いがけないパフォーマンスに、ギャラリーは大喜びだ。
そして、何より一番、喜んでいたのが本人だ。

砂地の浅瀬にボールが見えれば、バンカーショットの要領で、脱出も可能なこの池のことを、バッバは「ウォーターバンカーと呼んでいる」といい、イエンツさんが撮影したこの一連の動画を「SNSで配信するつもり」という。

「そうしたら、このコースのすばらしさが世界中に伝わるでしょう?」と、折り返しのインターバルでTBSアナウンサーの石井大裕(いしいともひろ)さんにも、この動画を見せびらかして、笑い転げていたバッバ。

世界きってのレフティは、今年も驚異の飛距離で、早くもプロアマ日から、日本のファンを魅了する。
一方で社会貢献にも熱心で、乳がん撲滅の「ピンクリボンキャンペーン」からヒントを得て、ピンクのドライバーを使用したチャリティ活動を行うなど、そんな姿勢にいたく共感した太平洋クラブの韓俊・代表取締役社長は、このほどバッバを名誉会員として、迎え入れた。

10日火曜日には、会員証と、会員の証である、太平洋クラブのオリジナルチェック柄をほどこした「マリガンチェック」の授与式が行われた。

2005年大会以来の大会出場となった昨年は初日に首位タイで出ながら、結局24位タイに終わったバッバ。昨年も初日から同組で回った石川遼によると、バッバは特に18番でのプレーを残念がっていたそうだ。この日のウォーターショットも、今年こその思いの表れもあったかもしれない。

「今年は4日間とも良いプレーをして、昨年以上の成績を目指したい。出来れば優勝したい」。“名誉会員”による日本ツアー初Vで、御殿場と世界をつなぐ架け橋になる。

関連記事