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三井住友VISA太平洋マスターズ 2014

バッバ・ワトソンはV争いから転落

2度のマスターズ覇者が、日本が誇る御殿場コースで頭を抱えてしまった。バッバが大失速を演じた。すでにスタートから、足はもつれていた。1番で、左の池。さらに3パットでダブルボギーの幕開けがこの1日を象徴していた。

さらに2番では、カラーからパターで3度かかって、悪夢は続く。グリーン左のバンカーから脱出に失敗した3番ホール。

6番ではこの日もティショットでドライバーを握って左の林。せっかく上手く出しても、そこからまた池に入れ、この日2個目のダブルボギーだ。

「今日はピンの位置がとても難しく、パットも上手く出来なかったけど、他の選手は上手くできているので、何とも言えない」とさすがのバッバもお手上げだ。

「何が原因かは分からない。良いラウンドか、悪いラウンドかと言われたら、今日は悪いラウンドだった」と、反省しきりで「明日、勝つためにはコースレコードに近いような、成績を残さなければならなくなった」。

しかし、61を出そうにも、この3日間をプレーする限りはそれも望めそうにない。「このコースでそのスコアは難しいと思いますので、優勝は非常に難しい状況になりました」。
諦めモードのバッバもせめて「明日は、全力でやって60台は出したい」。どんなプレーにも、惜しみのない拍手と歓声と労いをくれる熱烈な日本のファンのためにも「明日はどんなゲームをしようとも、笑顔を心がけて楽しんでもらおうと思います」。

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