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アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップゴルフ 2014

富村真治が初日の好発進で恩返し

アジアンツアーと日本ツアーで出場枠を分け合う今大会は、昨年のチャレンジトーナメントの賞金ランク4位の資格で、今季本格参戦の富村には本来ならば、出番はなかったのだが、主催者推薦を受けて立った舞台。
「良い結果を出すのが一番良い恩返し」と、胸一杯に込めた感謝の気持ちを目一杯に表現した大会初日だ。

前半は17番でボギーが先行しても、ラフからグリーンを外して寄せきれずにボギーを打った後半の7番でも「うまく気持ちの切り替えが出来た」と、インの最終ホールの18番も、アウトの最後の9番もきっちりとバーディで締めくくり、2アンダーで上がってきた。

毎試合ごとにつけているという反省ノート。「ビビったときほど、ショットは曲がる」と書き込んだのは、今月最初のフジサンケイクラシックだ。
最終日は上がりの6ホールで6オーバーを叩いて、「いい位置にいるから、とか稼ぎたいとか自分との心の会話の中で、だから曲げたくないとか、そういうことを思うと、ショットが曲がる」。精神面に大きく左右されると改めて思い知らされ、自分に言い聞かす。

「ビビらずに、自信を持って思い切って振り切ろう」。それさえ出来れば、難コースも怖くない。
「ドライバーで、フェアウェイをヒットするのが、僕の持ち味」。月曜日に最初のハーフを回ったときから思っていた。ここ大利根カントリークラブは、「僕に向いてるコースだ、と」。

この日も、「14ホール中10ホールでフェアウェイをキープ出来た」といい「これだけ行ってれば、高いですよね」と胸を張ったこの日のフェアウェイキープ率も71.43%でランク6位を記録して、初日からいっそう自信も深まる初日の7位タイも、23歳のご恩返しはこれからが本番だ。

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