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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2014

池田勇太は「ここに立つからには勝つしかない」

JGTPCの会長が、PGA会長の挑戦を受けて立つ。ジャパンゴルフツアー選手会長の池田勇太は、日本プロゴルフ協会会長の倉本昌弘が、その威信をかけて施すコースセッティングに挑む。

倉本は、今年のこのプロ日本一決定戦の優勝スコアについて「イーブンパーから5アンダーを目標にしたい」と言ったが、挑発には乗らない。

「俺はそういうのは考えない。スコアを想定してプレーはしない」。
コースレート77.4の舞台では、「そりゃボギーやダボを打つこともあるだろう。きっと我慢の積み重ねになる。その中で、俺はとにかく毎ホール、しぶとくやるだけ。自分が出来ることをやるだけだ」。

大会への思い入れは、誰よりも強い。
特別協賛の日清食品の看板プロ。
「去年は嫌な思いもしましたし・・・」。2日目に棄権。恩人は誰ひとりとしてそんな池田を責めなかったが、自分が自分を許せない。
昨年の分もと、思いは募る。
「この場に立つ以上は、勝つしかない」。
究極の難コースで恩返しの1勝しか見ていない。

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