記事
トップ杯東海クラシック 2016
大会史上初の連覇を狙えるのは今年、金亨成(キムヒョンソン)ただひとり!
「首は、80%治ったけど今度は足。歩くと痛くて・・・」と今週もまたグルグル巻きのテーピングも、いつも明るいヒョンソンのこと。
「でも大丈夫。プレーは出来ます」と、意味深のVサインだ。
このトップ杯東海クラシックは、今年47回と長い歴史の中でも、連覇を達成した選手はまだ一人もいないのだ。
「もちろん、狙ってみたい」と、専属キャディの清家充広(せいけあつひろ)さんとピースサインで必勝祈願だ。
たとえ怪我をしていても、ゴルフの調子はいまいちでも、ここ三好カントリー倶楽部に来れば、なぜかいつもたちまち絶好調になる。
「ラフも深いし、グリーンも硬い。難しいはずなのに、なぜかここに来るとカップが大きく見える。おかしいですね」と笑う。
なぜか、ここに来ると安心してプレーが出来る。
「フェアウェイキープ率が良い選手がここでは上に来る印象がありますが、それが僕のプレーと合っているのかもしれません」。
この日の水曜日のプロアマ戦は、後半の雷雨に成績は9ホールの短縮となり、中止になる直前に18ホールを上がってこられた亨成(ヒョンソン)には大変残念だったが「今日もフェアウェイに行ったホールが多かったし、アマチュアのみなさんと、楽しくプレーが出来ました」。
昨年覇者は、確かな手応えを掴んで本戦に臨めそう。
初日、2日は現在賞金ランク1位の谷原秀人と、歴代覇者の片山晋呉との同組ラウンドに「ペアリングにも恵まれている。2人ともすごく上手い先輩だから、僕もついて行きたいです」。
快挙達成のためにも、出遅れは禁物だ。