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東建ホームメイトカップ 2016

熊本地震のチャリティサイン会を実施

熊本ではいまなお、大きな余震が続いている。被災された方々の悲しみと不安は続いている。せめて思いを寄せながら、ジャパンゴルフツアーの国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」は、大会3日目を終えた。

この日、朝から選手たちは、めいめい喪章をつけてコースに出ていった。今年は選手副会長に就任した薗田俊輔は、「前の震災のときもそうだったけ。何かしたいんだけど、何をどうしていのかが分からなくて」と、ラウンド中も戸惑いを隠せなかった。

女子ツアーの「KKT杯バンテリンレディース」は、開催コースが震源地からほど近いため、中止となった。「幸い、僕らは試合を続けられているので。せっかくなので、選手一同で何か出来ることを考えて行きたい」と、ホールアウト後はすぐに薗田も他の選手に混じってすぐ、チャリティサイン会に立った。

昨年、43歳でプロテストに合格し、これがツアーデビュー戦となったベテランルーキーの中井学は有言実行。予選落ちを喫したが、コースに居残りボランティア。サイン会の呼び込みや、ギャラリー整理に励んだ。
本業はプロか、コーチか?! レッスンにも高い評価がある中井には、“ボランティア中”にもサインをねだるファンが絶えなかった。

インターネット中継や、中継局のテレビ東京の放送ブースに座って、初のテレビ解説をつとめた石川遼も、大先輩の丸山茂樹や田中秀道らとペンを走らせ「今後も出来るだけ協力していきたい」。

出場選手が全員参加したこの日のチャリティサイン会で、集まった義援金は32万9562円となりました。たくさんのご協力をありがとうございました。熊本地震のチャリティサイン会は、最終日の17日も予定しております。たくさんのご参加を選手一同、お待ちしております。
そのほか、日本ゴルフツアー機構(JGTO)と、ジャパンゴルフツアー選手会(JGTPC)では、各大会で選手が獲得した賞金の10%をチャリティ(任意)することになりました。

JGTOとJGTPCでは、一日でも早い被災地と被災地のみなさまの復興と復旧のために、引き続き我々に出来る支援を継続して行って参ります。

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