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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2015

休暇が吉と出るか!? 冨山聡が今年もV争い

昨年もこの大会で、2日目にやはり66を出して、首位と1打差の3位タイにつけたが、当時の心境を思い返せば、心は断然軽い。「去年のこの時期は、シード権のことばかりがあったので」。今年は早々と、賞金ランク60位から75位までの第二シードにはめどをつけて、目下賞金ランク57位は第二シードにも余裕で入って、シーズン最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場を目標に戦っている。

シーズン終盤には毎年のように、土壇場の男と呼ばれ、戦々恐々としていた例年とは、打って変わったこの時期でも、やはりそれなりに考えることは色々あって、9月からの連戦には腰痛と重なって、「頭もとても疲れていた」。

先輩プロの山下和宏にも「休むことは大事」と諭されて、先週は苦渋の欠場を申し出たが、「すごく勇気が要った」という。
今年は2年連続3度目のシード入りも、今まで出場権に恵まれていたとはけっして言えず、「試合に出たくても、出られない時期のほうが多かったので。今まで自分から休んだことがなかった」と、大事なツアー終盤に休むことの後ろめたさにさいなまれたが、心も体もすっかりリフレッシュして、いざこうして好位置で決勝ラウンドを迎えれば、思い切った甲斐はあった。

昨年の今大会は、優勝争いに加わっても、心の片隅で「QTに出ることを考えていた」と、落ち着かなかったが今年は、初優勝のことだけを睨んでやれる。
「最後まで、自分を見失わないように頑張ります」。Vロードを迷わず歩く。

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