記事
ゴルフ日本シリーズJTカップ 2015
石川遼が良いフィーリングの中で4アンダートップタイに
17番まで3バーディノーボギーと完璧なゴルフ。この日は次第に強い風が吹き、多くの選手が難条件に苦戦しスコアが伸び悩む中で、このまま単独トップの座に居座るかと思われたがピンチは最後に訪れた。
18番は屈指のパー3で、5Wで打ったティーショットはグリーン右方向へ。そのままスコアカード提出場のプレハブ小屋の屋根にガツン!と直撃してポトリと落ちた所は、ぐるぐるととぐろを巻くテレビケーブルの上だった。
救済を受けることは出来たが、アプローチを寄せきれず、この日唯一のボギーとなった。「あそこで自分が5Wを持つとは思わなかったですね。朝イメージしながら練習してたんですけど、1球もうまくいかなかったのが5Wだったので」と苦笑しながら、それでも最後のケガも最小限に抑えて絶好の位置で大会を折り返した。
「今のショットが打てれば優勝争いの中でも自信を持ってやれると思います」と、このシーズン最終戦での今季2勝目にも、手応え十分。
先週のカシオワールドオープンで石川から、悲願のホストVをさらった韓国の黄重坤(ハンジュンゴン)も相変わらず絶好調で、今週末も再び相まみえることになった。
「明日のラウンドも非常に大事です」。今度は絶対に、譲れない。
今季最後の舞台でこそ頂点に立つために、残り2日も全力でクラブを振りぬく。